2007年03月11日
草月創流80周年記念「創流祭」

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「おもいのあるところに、花ひらくものが必ずあります」
6000人を超える出席者を前に、茜家元は笑顔でメッセージを送りました。
3月11日、草月創流80周年を祝う「創流祭」が、常陸宮妃華子殿下のご臨席のもと、両国国技館において華々しく開催されました。
第一部は、妃殿下の御言葉、家元挨拶に続き、80周年記念フィルム「草月の歩み」を上映。初代家元蒼風から、霞、宏、茜の4代にわたる活動の軌跡を、秘蔵映像を交え紹介しました。
つづき、草月大賞、草月栄誉賞、勅使河原茜賞、海外賞、海外特別賞、計418名の表彰が行われ、全受賞者を代表し挨拶に立った尾中千草さんは、感謝のおもいを伝えるとともに草月の未来は明るく輝かしいものであることを力強く謳い、受賞御礼の言葉としました。
つづく第二部は、茜家元によるいけばなとダンス、音楽、ゴスペルとのコラボレーション。「四季-春夏秋冬」をテーマに、いのちが季節の移り変わりとともにさまざまに変化する姿を表現しました。
勅使河原茜いけばなパフォーマンス 「あした・花・ひらく」
厳かな雰囲気のなか、15m×15mの四方正面の舞台に登場した家元は、静寂のなか花ばさみの音を鋭く響かせながら、自作花器にぼけ、ミモザ、オンシジュウム、ラナンキュラスの華やかな中作と、苔梅、アララギ、グロリオーサ、あじさいの大胆な大作を手早くいけると、ステージ中央の巨大な和紙にダイナミックな 筆勢で「花は心」と書きあげました。そこから一転して舞台は静から動の世界へ。ミュージシャンYAS-KAZ氏と4人のセネガル人打楽器奏者の演奏、そしてドラゴン雲竜柳を手にした8人のダンサーのダイナミックなダンスで「夏」を表現。
そこに全身から輝くようなオーラを発するダンサー森山開次さんが登場し季節は「秋」に。
森山氏のソロダンスに誘われるように、8mの竹が運び込まれステージに林立していく。やがて長さ30mほどの経木の「龍」を手にした家元があらわれ、竹の間を舞うように「龍」をとりつけていく。
「冬」が訪れ、雪が降りしきる幻想的な空間のなか、龍の化身である森山さんが竹林を激しく舞った。
パープの音と共に赤い衣装に身を包んだ家元が再び登場し「春」が訪れる。次々切り倒されていく竹。その上にれんぎょう、白蓮、もも、さんしゅゆ、つつじなどの色鮮やかな花々がいけられ、巨大な「よろこびの花」が完成。ゴスペルシンガー亀渕友香さん、160名のVOJAメンバーのパワフルな歌声と大きな手拍子が会場を包み華やかなフィナーレを迎えた。
最後、清々しい笑顔の家元が、80年間草月を支え続けてくれたすべての人々に感謝の言葉を述べると、客席から盛大な拍手がわき起こり、創流祭は最高の盛り上がりのなか幕を閉じました。
一貫してその時代にふさわしい新しい表現を追究してきた草月のいけばな―。
6000名の参加者と茜家元の熱いおもいがひとつとなり、90年、100年に向けて未来のいけばなの大きな可能性をかいま見せた記念すべき1日となりました。










